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Commons:PD-Art タグを適用する場合

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Shortcut: COM:ART· COM:PDART

このページは被写体から離れて撮影した写真作品にのみ関連しています。スキャナやコピー機で処理した画像についてはCommons:When to use the PD-scan tagを参照してください。

PD-Artタグの正しい使用例: ウェブ上で見つけたパブリック・ドメインのアメリカの絵画—単に処理技術を使ったフルフレームの複製。
PD-Artタグが不適当な例。画角、照明、視点に芸術的な選択があり、写真に著作権は存在する。
この例では PD-Art タグではなく旧来のPD-oldを使用。被写体—馬と乗り手—は芸術作品ではないため。

Contents

はじめに

写真はほぼ例外なく著作権による保護の対象と見なされ、第一著作権者は通常、撮影者もしくはその従業員です。自分以外の人が撮影した写真をコモンズにアップロードする場合は、以下の中から1件を実証する必要があります。

ここでは3番目の事例を検討します。

独自性のある作品

単なる機械的複製として、原作にまったく加工していないコピー機による複製、あるいは絵画をスキャナでデータ化した画像はどちらも独自性に欠け、原作に匹敵しそれを超える著作権の保護を受けることはありません。単なる複製でありそれ以上の何者でもないからです。この規則は国際的に承認され、コモンズでは通常、当たり前のこととして扱われています。

アメリカの判決例 ブリッジマン対コレル (1999年)

Bridgeman Art Library v. Corel Corp. (1999年ブジッリマン・アート・ライブラリー対コレル株式会社) の裁判でニューヨーク地方裁判所の判決では「他者の作品の単なる複写物である写真で科学的、技術的に認めうる範囲で独自性がない。そのような作品が取るに足らないという意味ではなく、あくまでも独自性を認めないことを示唆する」として、原作である美術作品から専門家レベルの品質でスライド写真に複製するため費やした努力や労力に関わらず、裁判所は単に当該の芸術作品の芸術性のない複製にすぎないため、著作権は継承しないと述べました。

したがって法律は絵画など2次元 (平面) の芸術作品の忠実な複製にすぎないことを意図した写真を、著作権保護の対象から除外しています。技術的な専門知識のみが含まれる写真の場合、それ自体では著作権の保護を受けません。この事例は法律を拡張してアメリカで写真を通して作成された忠実な複製に加え、スキャナおよびコピー機を用いた2次元の原本の複製に著作権はないとしています。

この事件の結果、アメリカで2次元作品芸術作品の単なる「記録」写真 — 普通のフルフレーム — を撮影する者は誰でも、当該の写真に著作権保護を受けません。原本の芸術作品が十分に古く、著作権保護が失効している場合、写真自体はコモンズで自由に使用できます。

アメリカ以外の国

ブリッジマンの事例は米国内でのみ適用されます。他の法域では異なる法的見解があります。特定の法域—特にイングランドとウェールズ、スペイン、北欧諸国および台湾—の主張では、忠実な複製写真は「オリジナル」と認められるか、もしくは「単なる写真」に特別な著作権を認めるという理由で、管轄の著作権保護を受ける権利があるとしています。 (詳細はCommons:Reuse of PD-Art photographsを参照してください。)

それにもかかわらず、コモンズの規則の下では{{PD-Art}}タグはパブリック・ドメインの2次元芸術作品の「忠実な複製」写真として、原産国の現地法のもとで複製の著作権が主張されている可能性がある場合でも適用されます。

これは稀有な例外であり、通常のコモンズの規約では、すべての画像はアメリカ国内でも元の国でも無料である必要があるとしています。この例外は複製の著作権のみに関連する点にご注意ください。そもそもの原作である芸術作品はやはりアメリカ国内と原産国の両方でパブリック・ドメインである必要に変わりはありません。

PD-Artタグをアメリカ以外の国の写真に適用するのですか?

ウィキメディア財団の立場

現地の法律にかかわらず、ウィキメディア財団(以下WMFと表記)の見解は以下のとおりです。

端的に言うと、忠実な複製またはパブリック・ドメインの2次元の芸術作品はパブリックドメインであるというWMFの主張は不変であり、対して、それはパブリック・ドメインの規定そのものに反するという立場です。著作権や複製ばかりか、美術館や画廊に画像を複製する機能へのアクセスまで制約されるなら (写真撮影の禁止他) 、合法的にパブリック・ドメインにある重要な歴史的作品は、ゲートキーパーを介なければ、広く一般の人がアクセスできないように制限できます。
WMFは立場を明確にし、強硬に法的な苦情の申し立てがない場合であっても、パブリック・ドメイン作品に対するそのような著作権主張の尊重は、良い考えではないとしています。さらに、もし私たちがこれまでに法的異議申し立てを受けていたなら、そのような事件と戦うかどうかについて内部で十分に討論を尽くし、それに関する広報活動を組み立てるはずです。これは方針の (WMFの立場から見て) 変更でも、コモンズのその他の方針に影響を与える変化でもありません。Erik Möller 01:34, 25 July 2008 (UTC)diff

コモンズの方針はWMFの立場を遵守

このステートメントに続き方針を検討する投票を行った結果、そして、コモンズは投稿の国に関わらずどの写真にも{{PD-Art}}タグを有効と認めるべきという圧倒的な見解が示されました。それに応じて2008年8月、方針が変更されました。

この方針は3次元芸術作品の写真には非適用

写真が独創性 (一般に画角と照明と視点その他) を証明するとき、たとえその被写体自体が著作権で保護されていなくても、その写真は著作権の対象となります。これは通常、被写体が3次元 (立体物) の場合に当てはまり、経験則により「2次元は著作権フリーで3次元は著作権が有効」となります。下記のインターネットで見つけた古銭の写真も参照してください。

ではPD-Artタグとは何?

{{PD-Art}}タグを使用できる状況は以下のとおりです。

  • コモンズの当該ファイルは、他人の作成した写真の複写物をアップロードしたものであること。かつ
  • 写真が単に2次元芸術作品の記録用(忠実な複製)で、それ自体がパブリック・ドメインであること。

PD-Art タグが不適当な場合

{{PD-Art}}タグを適用できない状況は以下のとおりです。

  • 写真の撮影者が投稿者自身である場合
以下の各項に該当する
  1. 次のいずれかに相当する場合 (推奨条件) つまり{{Licensed-PD-Art}} / {{Licensed-PD-Art-two}}を使い{{PD-self}}もしくは{{CC-0}}を宣言
  2. もしくは芸術作品であることを示すPDタグ(例:{{PD-old-100}})を追加し、当該の作品がパブリック・ドメインであることを示そうとしている。
  • 被写体の芸術作品が3次元である場合
{{PD-Art}}は彫刻など3次元作品には適用されず、その根拠は視点や照明の配置の選択によって写真家が独創性を発揮できるからです。疑念を招く可能性のあるものはすべて除外されます。
  • 写真が2次元芸術作品を3次元の枠組み内に示す場合
枠組みが3次元の場合、前項の指摘はコモンズでは成立しません。写真を加工して枠組みを除外し、2次元芸術作品だけを示す写真をアップロードしてください。既存のPD-Artタグ付きの画像に3次元の枠組みを発見した場合には、クリーンアップ用{{Non-free frame}}タグを追加してください。
  • 被写体がパブリック・ドメインではない場合。
著作権の有効期間内に著作権フリーとして投稿された場合、{{PD-Art}}は使用せず適するタグを使用します。
  • 写真が著作権フリーで公開された場合
その場合は{{Licensed-PD-Art}}もしくは{{Licensed-PD-Art-two}}を使用します - これにより写真は、その地域の法的管轄区では著作権保護の対象である場合を含めて世界中のどこででも再利用可能になります。注意事項として、これらのテンプレートは多くの法的管轄区域で写真に著作権保護が適用されないと明示的に言及しています。

インターネット上で見つけた名画の写真

 OK その画像が2次元のパブリック・ドメインの芸術作品の忠実な複製品に該当する、もしくは見受けられる場合。

最近の刊行物から名画の写真をスキャナでデータ化した場合

 OK. WMFは複製物が原作の忠実な複製品である限り、それをパブリック・ドメインと見なします。

インターネット上で見つけた名画の写真であって、著作権申し立てを明示してある

 OK その画像が2次元のパブリック・ドメインの芸術作品の複製物である、もしくはそう見受けられる限り該当します。WMFの立場としては、著作権申し立てが明示された場合でも、当該画像はパブリック・ドメインにあると見なされます。写真を再利用する人々を混乱させる可能性があるため、写真をコモンズにアップロードする人は、そのような申し立てを「含まない」ようにする必要があります。

古いステンドグラスもしくはタペストリー(絨毯織物)でインターネットまたは書籍に掲載してあった

 OK. ステンドグラスや布など多くの素材には「ある程度」の立体性があるものの、通常の鑑賞する距離では本質的に、質感を感知できません。表面が著しく湾曲していたり、ボロボロに傷んだり壊れたりしておらず、また充分に古くパブリック・ドメインである場合、それは原作の忠実な複製物であって独自性は含まれないと見なされます。

古い彫刻でインターネットまたは書籍に掲載してあった

  Not OK{{PD-Art}}タグは使用できません。彫刻が非常に古くても、彫刻などの3次元被写体は該当しません。写真自体が十分に古く明らかにパブリックドメインである場合は{{PD-old}}を使用します。

インターネットで見つけた古銭の写真

  Not OK。古銭は本質的に3次元であり、なおかつ照明の配置に十分な創造性がある場合には、画像に新規の著作権が発生する可能性があります。WMF 顧問弁護士の見解では、硬貨の画像は「ブリッジマン対コレル」判決に該当せず、したがって著作権で「保護されている」としており、Wikipedia talk:Non-free content/Archive 25#Photographs of ancient coinsを参照してください。

古いパブリック・ドメインの写真で最近発行された書籍からスキャナでデータ化した

{{PD-Art}}ではなく、たとえば、色を人為的に追加するなど、発行者が発行用に写真を変更していないと認めている場合には{{PD-old}}タグを使用します。もし古い写真が例えば肖像であるならば、根本的に芸術作品ではないため{{PD-Art}}は当てはまりません。写真の被写体が古写真など現代よりも古い芸術作品である場合、{{PD-Art}}タグの使用は可能ではあっても必須ではなく、その写真がその時点で著作権を設定できたかどうかはここでは検討課題に該当しないためです。

PD-Artタグが付いた内容の再利用

注意事項として、この方針の下でコモンズに投稿されたコンテンツの再利用は、現地の法律によって利用者の国では不可能であるかもしれないことにご注意願います。 国別の状況のまとめは、Commons:Reuse of PD-Art photographsを参照してください。

使用の事例

{{PD-Art}}タグは、その原作が原産国でもアメリカでもパブリック・ドメイン である理由を明示します。これを実行する方法は、作品ごとに異なります。

100年以上前に死亡した作家の作品

通常、作家が100年以上前に死亡した作品はどの国でもパブリック・ドメインとされ、{{PD-Art}}{{PD-old-100}}を付けて私用できます:

  • {{PD-Art|PD-old-100}}

未発行および最近発行された作品には、まれに例外があり、下記のいずれかの節を参照してください。

初版の出版地はアメリカ

この場合は{{PD-Art|US license tag}}を使用し、アメリカ著作権タグ (US license tag) には[[Commons:Copyright tags#United States|アメリカの著作権タグ}}から選んで記入します。サンプルを示します。

  • {{PD-Art|PD-1923}}
  • {{PD-Art|PD-US-not renewed}}

初版の発行は1923年よりまえでアメリカ国外

  Info 初版の発行地がアメリカ国外の場合の情報はpublicdomainsherpa.comに掲載されています。

  • {{PD-Art-two|原産国でパブリック・ドメインである理由|PD-1923}}

例:

  • イギリス人が1911年に撮影した写真で作家の死亡が1925年の場合は、{{PD-Art-two|PD-old-70|PD-1923}}が使えます。

初版の発行地がアメリカ国外でウルグアイラウンド発効日にパブリック・ドメインだった

ほとんどの原産国ではウルグアイラウンド発効日 (URAA 発効日) は1996年とされます。もし作品がその原産国においてURAA 発効日にすでにパブリック・ドメインであった場合は、しばしば原産国でもアメリカでもパブリック・ドメインと見なされ、以下のタグを使用する必要があります。

  • {{PD-Art-two|ライセンスタグは原産国でPD (バブリック・ドメイン) である理由を説明 |PD-1996}}

例:

  • カナダ人が1945年に撮影した写真に使用するタグは{{PD-Art-two|PD-Canada|PD-1996}}

初版地がアメリカ国外でウルグアイラウンド発効日にパブリック・ドメインではなかった作品

アメリカでは当該の作品はパブリック・ドメインとは認めません。当該の作品はアップロードを禁じられています。既存のそのような作品を発見した場合は、即時削除の候補に推薦します。

法的な議論

アメリカにおける法的根拠 (この方針に属さない部分) の参考になる議論はWikilegal/Sweat of the Browで参照できます。